補聴器の補助金・医療費控除はいくら?対象者と申請の流れを解説
補聴器は片耳で数万円〜数十万円かかることもあり、「少しでも負担を減らせないか」と考える方は多いものです。この記事では、補聴器の購入に使える補助金・助成・医療費控除について、対象者や申請の流れをわかりやすくまとめました。
結論を先にお伝えすると、補聴器の費用補助には主に「①補装具費支給制度(身体障害者手帳が必要)」「②自治体独自の助成」「③医療費控除」の3つがあります。利用できる制度はお住まいの自治体や聞こえの状態によって異なるため、まずは耳鼻咽喉科と市区町村の窓口に相談するのが近道です。
補聴器に使える主な公的支援
| 制度 | 主な対象 | 内容の目安 |
|---|---|---|
| 補装具費支給制度 | 身体障害者手帳(聴覚障害)をお持ちの方 | 基準額の原則1割負担で補聴器を購入できる |
| 自治体独自の助成 | 軽・中等度難聴児や、自治体が定める高齢者など | 自治体ごとに上限額・対象が異なる |
| 医療費控除 | 診療等のために必要と認められた場合 | 支払った医療費に応じて所得税が軽減される |
※ 各制度には要件があり、内容や金額は改定されることがあります。最新の情報は厚生労働省・お住まいの市区町村の公式情報でご確認ください。
①補装具費支給制度とは
補装具費支給制度とは、障害者総合支援法にもとづき、身体障害者手帳をお持ちの方が補聴器などの補装具を購入する際に費用が支給される制度です。 原則として基準額の1割が自己負担となり、所得に応じた上限が設けられています。
聴覚障害で身体障害者手帳の交付を受けられるかどうかは、聴力の程度によって決まります。判定には医師の診断が必要なため、まず耳鼻咽喉科に相談しましょう。
②自治体独自の助成
身体障害者手帳の対象にならない軽度・中等度の難聴でも、自治体によっては独自の助成制度を設けている場合があります。特に難聴児向けの助成は多くの自治体で実施されています。近年は高齢者向けに助成を行う自治体も見られます。
対象者・助成額・申請方法は自治体ごとに大きく異なるため、「(お住まいの市区町村名)+ 補聴器 助成」で検索するか、役所の障害福祉担当窓口に問い合わせると確実です。
③医療費控除の対象になる場合
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税の一部が軽減される制度です。 補聴器は、医師が診療等のために必要と認め、所定の書類(補聴器適合に関する診療情報提供書など)がそろっている場合に対象となることがあります。
ただし、すべての補聴器購入が対象になるわけではありません。対象可否や必要書類は、購入前に耳鼻咽喉科や税務署にご確認ください。
補助金・助成・医療費控除は、いずれも要件や金額が自治体・年度によって異なり、改定されることがあります。この記事の内容は一般的な目安です。実際の適用可否や申請手続きは、必ずお住まいの市区町村の窓口・耳鼻咽喉科・税務署など、公的な窓口でご確認ください。
申請の流れ(補装具費支給制度の例)
おおまかな流れは次の通りです。自治体によって手順が異なる場合があります。
- 耳鼻咽喉科を受診し、聴力検査を受ける
- 身体障害者手帳の申請(対象となる場合)
- 市区町村の窓口で補装具費支給を申請
- 判定・支給決定
- 指定の事業者で補聴器を購入
申請より前に補聴器を購入してしまうと対象外になることがあるため、購入のタイミングは窓口に確認してから進めると安心です。
まとめ
- 補聴器の費用補助は主に「補装具費支給」「自治体の助成」「医療費控除」の3つ。
- 補装具費支給は身体障害者手帳が前提。原則1割負担で購入できる。
- 手帳対象外の軽・中等度難聴でも、自治体独自の助成がある場合がある。
- 医療費控除は、医師が必要と認め所定書類がそろえば対象になることがある。
- 要件・金額は自治体や年度で異なるため、市区町村・耳鼻科・税務署で確認を。
補聴器の補助金は誰でももらえますか?
いいえ。補装具費支給制度は身体障害者手帳(聴覚障害)が前提です。手帳の対象外でも、自治体独自の助成を利用できる場合があります。対象はお住まいの自治体にご確認ください。
補聴器は医療費控除の対象になりますか?
医師が診療等のために必要と認め、所定の書類がそろっている場合に対象となることがあります。すべての購入が対象ではないため、購入前に耳鼻咽喉科や税務署にご確認ください。
軽度の難聴でも助成は受けられますか?
自治体によっては軽・中等度難聴児向けの助成があります。高齢者向けに助成を行う自治体も一部あります。「市区町村名 補聴器 助成」で検索するか、障害福祉窓口にお問い合わせください。
補聴器を買ってからでも申請できますか?
補装具費支給制度などは、購入前の申請が必要な場合があります。先に購入すると対象外になることがあるため、購入のタイミングを窓口に確認してから進めるのが安心です。
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